プリーツマスク 作り方まとめ
こちらは実践編です。

このコーナーでご紹介している自作記事には、いろいろと試行錯誤した過程が綴ってあります。しかし、いざ「プリーツマスクを自作したい」という方が検索して探し当てても、情報が散逸しており、けっきょくどう作ればよいのか把握しにくい状態でした。

そんな折、まさに「まとめてください」ってリクエストをいただきました。
ご指摘ごもっともです(^^;)

というわけでこのページでは過去の記事や写真を"リミックス"して、2010年1月現在の作り方をまとめてみました。制作の途中で違う色の材料が登場したりしますが気にしないでくださいね(^^;)

言わずもがなですが、ここでご紹介するのはあくまでもマスクフェチ向けの息苦しいマスクの作り方ですので、一般の方は参考になさらないよう、ひとつよろしくお願い致します。


1.材料

品名規格数量備考
表地にする生地 18cm×25.5cm ※材質はお好みで
裏地にする生地 同上同上
耳ひも用のゴム直径 3mm50〜70cm 
バイアステープ幅 25mm60cmふちどり用です
クラフトワイヤー直径 2mm12〜14cm 
熱収縮チューブ内径 2mm3〜4cm 
※寸法はこちらのページや下記3.を参考にどうぞ。
 あらかじめ型紙を作りプリーツも折って当ててみるといいです。
 上記の寸法は、縫いしろ各1cmを四辺に含んでいます。
バイアステープ クラフトワイヤー 熱収縮チューブ (ハマナカ製)


2.生地の切り出しと縫い合わせ

表地と裏地を所定の寸法に測って切り、縫い合わせます。

表地を切り出します。
物差し1本で直角を出すのは意外と面倒なので、カタログや本などをあてがうと楽です。

私のように量産体制をもくろむ人は、厚紙や板で所定の寸法の治具を作っておくと格段に早くなります。

裏地も同じ寸法で切り出します。
写真では折りじわがついたままになっていますが、ここで一度アイロンをかけておくと生地どうしがよくなじみ、合わせるのが楽です。
仮縫いの仮縫い(?)。
表地と裏地を合わせ、四隅を糸で簡単に留めます。
ふちより内側2cmぐらいのところを仮縫いします。ミシンで本縫いした時に生地が寄ってしまわないようにするためです。

なお、この糸を再利用する予定がなければ、わざとふちギリギリを縫っておき、本縫いが終わったら余白と一緒に切り落としてしまう手もあります。(抜糸する手間が省ける)

ここまで出来たら「仮縫いの仮縫い」の糸を抜きます。

本縫いです。ふちより内側1cmのところ(ふちと仮縫いの間)をミシンで縫います。1. 材料ではここの余白を1cm見込んでいますが、慣れると5mmぐらいでもいけるようになります。この縫い目は最終的にはバイアステープで隠れるので、多少へたくそでも大丈夫です。
本縫いを終えたら、その縫い目の外側(余白)を切り落とします。

隅にしわが寄ってますが、プリーツマスクに仕立てると目立たないのであまり気にする必要はありません。

ここまでで制作時間の半分ぐらいです。マスクの形になるまでに意外と時間がかかりますが、ここから先はそれほどでもないので、めげずに頑張りましょう(^^)

制作にかかる時間について:
私の場合、1枚で3時間、3枚まとめて作ると5時間半ぐらいです。まとめると、かくも効率は上がりますが、糸の色が違うものをまとめてしまうとミシンの糸架け替えが発生するのでかえって効率が落ちてしまいます。


3.プリーツ折り

どういう間隔でいくつプリーツを折るかでフィット感が決まります。
生地の選択よりむしろこっちのほうが重要かもしれません。

私の顔に合わせた寸法図です。成人男性の標準的な大きさの顔だと思うんですが…たぶん。
左側が上です。現在は、以前ご紹介したような単純なZ字形の連続でなく、上から2番目のプリーツ(鼻の頂点にくる)がピークになるよう途中で折る向きを変えてます。

この寸法だと広げた時の高さは 3 + 1.5 × 3 × 4 + 2.5 = 23.5cm。
目のすぐ下から喉まで届くビッグサイズです。
人前で大きなマスクをなるべく違和感なく着けたいという方は、幅を少し狭め(15cmぐらい)にするといいです。ぱっと見「うわマスクでかっ」という印象を受けるのは、高さより幅なので。

(これは単純なZ字形です)
折る位置は目分量でなく物差しできちんと測ったほうが絶対きれいに仕上がります。ひと山折るごとにアイロンをかけ、折りぐせをつけていきます。慣れないとやりづらいかも。
材料が化繊の場合は生地が融けるのを防ぐため、ハンカチなどで当て布をし、スチームをふんだんに使います。

アイロンを離した後、厚い本などを載せて10秒ぐらい押さえると折り目が長持ちします。これ、マスクだけでなく、ズボンの折り目をつける時にも有効ですよ。

プリーツを折り終わったら、ばらけないようしつけ糸でかるく縫っておきます。ふちにはバイアステープを縫い付けるので、それより内側(2cmぐらいのところ)を縫います。
ここまで終わるとこんな姿になります。


4.ふちどり

ふちのほつれ止めと、耳ひもやワイヤーのポケットを兼ねて、バイアステープでふちどりをします。

現物に合わせてバイアステープ(長短各2本)を切ります。縫い付けると多少縮むので、数ミリ長めに切ります。
次に、巻きぐせを取るためにアイロンをかけます。この時、細長く2つ折りにした状態でもアイロンをかけておくと、マスクにあてがう時に「山」がはっきりしていてやりやすいです。
バイアステープでマスクのふちをはさんで仮縫いします。取り付ける順番はマスクの左右→上下の順にします。テープの幅の真ん中あたりを縫っていくとよいでしょう。プリーツが重なっている所は針が通りにくいのでケガしないように注意。

なお写真では耳ひもがすでに付いていますが、後で付けたほうが楽です。


5.ノーズワイヤーの加工と挿入

クラフトワイヤーをマスクの幅より3〜4cmぐらい短く切って、両端に熱収縮チューブをかぶせます。これはワイヤーの先端がマスクを突き破らないようにするための「クッション」です。チューブを写真のように途中まで通し、アイロンの熱で収縮させます。バイアステープのアイロンがけと一緒にやっておくと効率がいいです。
(参考写真)
この段階でバイアステープの両端は、写真の耳ひもが出ている所のように開口部ができているはずです。ここからワイヤーを押し込みます。プリーツをよく観察して上下を間違えないように…。間違えるとあごワイヤー入りというまぬけなマスクが出来ます(笑)。

※耳ひもの取付はワイヤーを入れた後です


6.耳ひもの取り付け

プリーツの折り方と同様、耳ひもの長さ・取り付け方も着用感を大きく左右するポイントです。

いろいろ試した結果、耳ひもはこのように左右をあごの下でつなげた形にするのがいいようです。上辺はマスクの隅で固定し、下辺はバイアステープの中を通します。このスタイルにすると、あごがゴムの収縮によってぴったりフィットします。上辺は鼻の左右の凹みがあるのでゴムで引っぱるのではなく、先ほど挿入したワイヤーで押し当てます。

ということで、耳ひもを縫い付けるのは×印の所です。

長さは必ず顔で現物合わせをして慎重に決めます。

耳ひもの端を先ほどの開口部から突っ込んで、バイアステープの上から強引にミシンをかけて縫い付けます。写真にある◯×の印はミシンを進める方向です。マスクの中央から端へと進めることで、段差が少なくスムーズに縫えます。
(ここは生地が10枚重なるので縫いにくいです)

取付が終わったらゴムを引っぱって、抜けないかどうか確かめておきます。


7.完成

首尾よく耳ひもの取付が終わったら、プリーツのしつけ糸を抜いて完成です。

着け心地はいかがでしょうか?市販マスクでは味わえない「包まれ感」に驚いたことと思います。
試着は鏡を見ながら行なうのがおすすめです。特に人前で着けるマスクは着用感だけでなく上下左右の位置も大事ですからね。

【耳ひもがきつい場合】
耳ひもを頭の後ろに回して、ゴムで左右を結ぶといいです。
【耳ひもがゆるい場合】
耳ひもを頭の後ろに回して、安全ピンで左右を結ぶといいです。
マスクは着けてから呼気でだんだん顔になじんでくるので、着用感を判断するには着けてすぐより、しばらく経って(30分〜1時間)からのほうが、本当の長所短所がよりはっきりすると思います。

いろいろ研究して、自分好みのマスクをゲットしてくださいね(^^)

お好みで、こんな秘密のフックを付けても楽しいです。これは、あごの中央から首の後ろへ強いテンションを掛けるゴムを通す仕掛け。マスクが密着してかなり息苦しくなります。マフラーを巻けばまず見えません。マフラー無しの時は、ゴムを外してフックを中に畳みます。(私の通勤用マスク)

2010.1.11

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