異次元マスクシリーズ 作り方まとめ
未体験の気持ちよさを、あなたもどうぞ(^^)

2010年11月に作った「異次元マスク」はわれながら素晴しい出来で、その後に作ったすべてのマスクのベースになっています。「自作マスク通販のページ」でもおかげさまで好評をいただいております。

このページでは「異次元花粉マスク EXTREME」を例にとり、その作り方をまとめました。

ミシンが使える方なら技術的に特に難しいことはない…と思いますので、我こそはと思う方は自作にチャレンジしてみませんか?

型紙のご請求やご質問は、掲示板メールでどうぞ。

異次元花粉マスク EXTREME


用意するもの

  • 材料
    • 表地 お好みで 40×20cm
    • 裏地 お好みで 40×20cm
    • 芯  綿ジャージ 40×20cm × 2枚
    • バイアステープ 70cm以内
    • アルミワイヤー 直径2mm × 10cm
    • 熱収縮チューブ 6cm
    • ハトメ 6個
    • マスク用ゴム紐 1m以内
    • 型紙用紙 厚い紙のカタログがおすすめです A3 2つ折り × 2枚
  • 道具
    • ミシン
    • ミシン糸
    • ぬい針 1本
    • しつけ糸 5mぐらい
    • 待ち針
    • 糸通し
    • 裁ちバサミ
    • 揮発性チャコペン
    • スチームアイロン


では、手順に沿ってご紹介します。
小さい写真はクリックすると拡大します。

写真1
まずは生地の切り出しからです。
この型紙はぬいしろ込みのサイズで、周囲が1.5cm大きくなっています。

異次元花粉マスクは展開するとこういう形なので、生地取りのムダは多いです(^^;)

写真2
表地・芯・裏地の切り出しが終わったところです。

今回は表地にゴム引き布、裏地にピンクのサテンを使いました。一見地味なマスクですが、裏はつるつるのピンク♪ 市販品に無いものを作れるところが、自作の醍醐味です。

写真3
生地を重ねたら軽くアイロンをかけておくと、生地どうしの「食いつき」が良くなります。

正確に切り出したつもりでもこれだけの誤差があります。布は伸びるのでしょうがないですね。ぬいしろ(余白)を多めに取ることで吸収します。

写真4
待ち針で留めます。

指に刺しそうで以前はあまり使わなかったのですが、ようやく慣れました。でもたまに刺します。

この後、周囲をしつけ縫いします。(写真なし)

写真5
しつけ縫いができたら、実寸の型紙を乗せて周囲をチャコペンでなぞります。
写真6
チャコペンの線に沿ってミシンで本縫いします。

私は下手なのでこの線がないと曲線で縫えません。

写真7
本縫い完了。

ここまでが意外と時間が掛かるので、気分的には出来たも同然です。

写真8
本縫いしたところのアップです。

しつけ糸もろとも余白を切り落とします。この後で行なうしつけ縫いはいずれも短いので、ちゃんと抜糸すれば再利用も可能です。

写真9
おっと、内股の部分は左右を合わせてから縫うので、この段階では仮縫いのままです。
写真10
裏返して畳みます。
うっかり表のまま畳むと、時空が反転したマスクになります(笑)

ピンクはやっぱりインパクトありますね。

写真11
左右を縫合します。
まず仮縫いをして、本縫いのラインを描きます。
写真12
ミシンで本縫いし、余白を切り落とします。

なにげに一番緊張する瞬間です。
ここでザックリいってしまうと写真1へ戻ります。

写真13
ひっくり返して表を出します。
折り目をアイロンでべたべたに潰し、裏返しに戻らないようくせをつけます。
写真14
裏を見るとこんな感じです。
しわが目立つようならこっちもアイロンをかけます。
写真15
ふちどりの開始です。
ここからしばらく手作業が続きます。

まずバイアステープを現物合わせで切り出します。
上辺と下辺は末端を折り返すので4cmぐらい長めにします。

写真16
半分に折ってアイロンをかけておくと、「山」がはっきりして付けやすくなります。
写真17
折る時はこんなふうに裏をわずかに広くしておくと、ミシンで縫った時に裏だけはみ出してしまうことがなくなります。
写真18
しつけ糸でひたすら縫っていきます。
ビシッときれいに付けるのは慣れを要しますが、慣れると一番やりがいのある工程だったりします。
写真19
左右のしつけ縫いが終わりました。上下は左右の本縫いが終わってからです。
写真20
しつけ縫い状態のアップです。
写真21
本縫いします。
写真12以来、久々のミシン登場です。

ここまででお分かりのように、このマスクはミシン掛けより手縫いのほうがずっと時間が掛かってます。

写真22
左右の本縫いが終わったところです。

この後、上下辺を同じように付けます。

写真23
上下も完了です。
四隅の飛び出している部分は、内側へ折り返すために長くしてあります。
写真24
内側を見たところ。
左右の縫合線を覆うようにバイアステープが付いています。
写真25
下辺の末端処理をします。
(上辺はワイヤーを封入するので、まだやらない)

内側へ折り返し、仮留めしたところです。

写真26
表からミシンで本縫いします。
上からの縫い目とずれているのはわざとです。
ここのほうが生地の重なりが薄いからです。
写真27
ノーズワイヤーを作ります。

直径2mmのアルミワイヤーに、熱収縮チューブを被せます。

写真28
アイロンで熱するとこの通り。軽く引っぱっても抜けません。

先端を押すとぷにぷにします。これがクッションになり、洗濯機の中で踊ってもマスクを突き破ることがなくなります。

写真29
上辺にワイヤー入れますよ。
写真30
ワイヤーを入れたら、下辺と同じように末端処理をします。
写真31
裏はこんなに雑です。ここはなかなか上手くなりません(;_;)
写真32
ふちどり完了。
まだ一仕事残っています。

ハトメの取付です。

写真33
ハトメ穴はロータリーポンチで空けます。この商品は工作精度が悪く、上下表裏から空けないと穴になってくれません。

日本の裁ちバサミは世界一だと思うんですが、同じ国のポンチがどうしてこんなに品質が悪いのか謎です。鉄板を打ち抜いただけのアームはすぐ曲がるし(-_-#

写真34
これぐらいきれいに空けば上出来です(笑)
写真35
たいていはこのように、バリが残ってしまいます。
針先でほじくったり、ハサミの先端で切り落としたりして、ハトメがなんとか通るように仕上げます。

ハトメを6個付けたら完成です\(^o^)/

写真36 完成です。ゴム引き布のにぶい光沢がエロいです。

通販でお届けする個体は、この後エアダスターをひたすら吹いて糸くずを取り除いた後、パッキングします。

ん? 下にもう1個重なってますね…

写真37

はい、いつも同時に2個以上作ってます。
アイロンを温めたりする時間や、道具の持ち替えがあるので、同じ工程をまとめて行なうほうが効率がいいです。とはいえ同時に10個とかだと流れ作業みたいで集中力が途切れます(笑)。現在の生産能力は朝から晩までやって3個/日です。1個だけで作ると3時間半ぐらいで、この後インナーマスクを2枚作るのに1時間ちょい掛かります。

ちなみにインナーマスクの作り方は、生地こそ違えど写真1から写真12までとほぼ同じです。

というわけで着用写真です。

写真38 異次元花粉マスク EXTREME (ゴム引き布スペシャル仕様)

んー、いかにもゴムという風合いがフェティッシュですね。口の周りにシワがほとんどありません。そのフィット感をご想像ください(^^)。すばらしく通気性の悪いマスクです。マゾの私には最高です。花粉遮断率100%ですよ。酸素遮断率もそれなりですが。

並行して作ってたほうはこんな感じです。

写真39 異次元花粉マスク EXTREME (KX1-SS)

表裏とも白サテンです。表面はつるつる、中は綿ジャージ2枚重ねでふかふかです。サテンの通気性は適度に悪く、息苦しいのが好きな人にはちょうどいいぐらいです。この生地は洗濯機でも洗え、見た目も美しいので、マスクフェチの方には超おすすめです。

写真40 異次元花粉マスク EXTREME (KX1-PS)

これはポリエステルのタイプです。通気性はスカスカで、インナーマスク無しだとガーゼマスクと同じぐらいです。インナーマスクを付ければ、ふっくらした感触は上の2着と同じように味わえます。口元にシワの無いマスク、その密着感は絶品ですよ(^^)

実はこのエクストリーム3兄弟、ウォーキング用に作りました。苦しいマスクを着けて歩くと高地トレーニング効果はあるらしく、体の慣れに応じてポリエステルサテンゴム引き布とステップアップしていく予定です。しばらくさぼると元に戻るので、その日の体調に合わせて選びます。

2011.10.25

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