マスクフード(β版)
マスクの着用感を顔全体で堪能。

今回は「フード」の制作です。

私はマスクフェチであるほかに、「レインコートフェチ」「スキーウェアフェチ」でもあります。
それぞれの素材やデザインも好きですが、「フードが付いていること」もポイントのひとつです。

こちらにも書きましたが、私は超寒い地方に住んでいるので、子供の頃は冬、学校の行き帰りはマスク+マフラー+フードという完全装備でした。長じてそのままフェチ(というか正確には着用マニア?)になった経緯があります。包まれ感、拘束感がなんともたまらないのです。

←これは私
フードの存在は着用派にとって、拘束感を高めてくれるアイテムです。

女性用レインコートのフードはよく、写真のようにマスク状になっています。しかしこれは風でフードが飛ばないようにするためと、 襟元から雨が侵入しないためのしかけで、マスクとしては不十分。「もっと丈が長ければなあ」と思っていました。 当然、市販品にはそんなものありません。

また、スキーウェアについては、寝る時に着込んでモコモコ感を楽しむのですが、フードはこのような形になっていません。

そこで、それ自体がマスク状になっているフードを作ってみることにしました。
綿入りのもこもこフードを作って、スキーウェアやレインコートのフードの中に被るのです。
イメージは「綿入り・サテンの目出し帽」。
初の試みですが、構造は単純そうなので、なんとかなるでしょう。

ちなみに今回のは屋内専用です。外歩きなどしたら変質者どころか銀行強盗に間違われかねません。


まずは形状の検討から。
コンセプトは「頭のてっぺんから首回りまでのトータルエンクロージャー(ただし目は出す)」です。

頭部はいうまでもなく曲面ですので、平面である布にどう展開するかが第一のポイントです。
ひと月近く悩んだ結果、このような3ピース構造にすることにしました。

  • フード
  • ネック一体型マスク(以上図)
  • ネックウォーマー(フードの上から巻く)

で、今回はフード本体に着手。
手持ちの女性用レインコート(7着ありますw)を仔細に観察した結果、左・中央・右に3分割。
これでも頭部に完全フィットというわけにはいきませんが、スキーウェアよろしく綿入りとすることで、フィット感は出せそうです。

使用した「綿」。ポリっぽい繊維で、脱脂綿と違ってご覧のように形状が出来ているタイプ。 反面、脱脂綿よりは微妙にチクチクするので、肌に直接触れる用途には不向き。キルトやぬいぐるみの中などに仕込む物のようです。


次なる検討はフードの、口元を覆う部分。

平面から立体を起こす以上、作れる形には限界があります。今回はあくまでも試作と割り切り、レインコートのような簡単な構造にしました。(1枚の布で口の左から右へ回す)
どうせ使っているうちに要改良点は出てくるので、細部にはあまりこだわらず、フード本体の「評価」を目的としました。

レインコートのフードをなぞって作った型紙(トレーシングペーパー)。 左・中央・右の3ピース構造。どうせ綿入りにするので、採寸は超アバウトです。 小さすぎなければOK。

型紙を被って現物合わせ。
なるほど、頭部の形は正面に向かって絞り込みが効いてるので、円周の最も大きい所(ピンクの破線)に合わせた寸法は、 開口部としたい大きさ(緑の破線)よりもかなり大きいですね(右)。
開口部を小さくするには引き絞る紐を付ける必要がありそうです。
こういう事も型紙で実際に作って初めて気づくんですね。
(単に私の想像力が足りないだけとも言う)

この時点でマスク部分の位置を確認しておきます。上過ぎず、下過ぎず。


次は素材。
表地はサテンでいこうと決めていました。サテンで中綿入りにするといかにもスキーウェアっぽくて好きなので。
問題は裏地です。いつもマスクで使っている綿ジャージではソフトに過ぎます。中に入れるポリ綿がわりと硬めなので、 それとバランスする硬めの生地でないと負けそうです(綿の凸凹が触感に現れる)。

そこで選んだのが綿と化繊のミックス。なんていう生地かは分りませんが、白衣とか割烹着のような素材です。 頭を包むものなので、枕カバーのように、汚れが落ちやすい素材をという思いもありました。

上が裏地となる綿・化繊のミックス、下が表地になるサテン。


というわけでいざ制作。

生地を切り出したところ。右はマスク部分が付いているため長くしてあります。 この他に頭部中央のパーツがあります。
左・中央・右の各パーツは裏から縫い合わせて、最後にぐるっと裏返します。
綿入れ直前まで出来たところ。下端は綿の入り口になるため、本縫いは最後です。 写真でもおわかりのように、形はものすごく適当です。

写真は少ないですが制作工程はけっこう多いです。 プリーツマスクなら4時間ぐらいで出来ますが、こいつは縁取りの総延長が長いこともあって、しつけ縫いに時間がかかります。 ちなみにここまで丸1日。かかり過ぎですか?


で、綿を入れて出来上がり。

初の本人着用写真でご紹介(笑)。
モデルがお見苦しくて申し訳ないですが、イメージはつかんでもらえるでしょうか。
綿をぱんぱんに入れたので、かなり締まった着用感です。まるで布団蒸し(笑)。
かなり暖かいです。これを被ってスキーウェアを重ね着しベッドに潜り込むとそりゃもう…。
本式の評価は他のパーツが完成してからですが、市販のフードではぜったいに味わえない着用感です。
快感のあまり失禁するかと思いました(紙オムツ着けてるので漏らしても大丈夫ですが)。

ちなみに改良したい点はこんなところ。

作っているうちにだんだんいい加減になってきて、マスク部分を止めるマジックテープの取付けもこんなにラフに。これだと締まり具合を可変にできないので、テープは水平方向に付けるべきでした。またテープの場所で綿が分断されてしまうので、表地と裏地を合わせる前にテープを縫い付けておけば良かったです。今回は寸法がよく分らなかった(綿を詰めるとどれぐらい寸詰まりになるか不明)のでしょうがなかったのですが。
縛り紐を通す関係でここに縫い目が入ってしまい、綿が分断されてしまいました。サイドから回り込むラウンド状にするなら、「ひも通し」も裏地合わせの前に縫っておくべきでした。
パーツを縫い合わせてから綿を詰めたので、中央のパーツ(幅8cm)には入れにくかったです。

という感じです。素材やサイズはまあ満足ですが、組み立て順序は改良の余地ありまくりですな。

次回は他のパーツの完成を目指します。
(早くしないと春になってしまう…寒い時期限定のグッズなのに)

そしてさらなる目標はこれと対になるおむつカバーの制作です。 あるいはゴム引き布でナース服や予防衣を作るのもいいなあ…と夢は果てしなく膨らんでゆくのでした。
自作志向はマスクにとどまらず、ってところでしょうか。

2009.2.22

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