インナーマスク
立体マスクをモジュール化。

こちらで作った拘束防水マスク3号、日々のウォーキングに活躍しています

息苦しいマスクに喘ぎながら公衆の面前を歩くのは、着用派マスクフェチの至高の楽しみです。

マニア的にはうんと息苦しいほうが興奮しますが、早足で歩くとそれなりに酸素を必要とするので、息苦しくするには限界があります。マスクがいったん完成した後も、着用感と実用性のバランスを求めて日々チューニングを重ねていました

その過程で発見したベストなチューニング方法が、専用のインナーを追加で作るという方法です。

拘束防水マスク3号

完成したマスクを後からあれこれいじるのは限界があるので、いろいろな特性を持ったインナーを別に作って、その組み合わせで着用感を調整したほうがいいという事に気づいたのです。

また、このマスクは表裏両面を防水生地で作ったため洗濯ができないのがネックと言えばネックです。インナーをべつの素材で作れば、部分的にでも洗濯できます。マスク本体は1つでもインナーが複数あればまめに交換することもできますね。

というわけでインナーマスクは、いわば高機能な当てガーゼという位置づけです。

上記のチューニングレポートではとりあえずの試作としてこんなのを作りました。
素材は綿ジャージ4枚重ね。2個1組でマスクの内側に装着します。

綿ジャージは息苦しさを調整するのにうってつけの生地でした。愛用してます。

で、今回はこれのバリエーションとして、こんな素材で作ってみました。

  • フェルト生地
  • プチプチ
  • ビニール生地
  • スポンジ
前述の綿ジャージはウォーキング用に選んだ素材で、通気性もある程度考えています。いっぽう自宅プレイの時は超息苦しいほうがいいので、通気性の乏しい(または無い)素材を選んでみました。

このうちフェルト生地プチプチについては、試作した結果からいうと、ビニール生地スポンジに包含される特性でした。そこで今回は後の2つをご紹介します。


1. ビニール生地

表面です。

いきなり完成写真ですみません。
この生地は「パール ビニール」として自作マスク通販のコーナーでも取り扱っている素材です。布にうすーくビニールがコーティングしてあり、本来はテーブルクロスに使うもののようです。薄くて通気性がないのが特徴。

これを前述の試作品と同じ形に切って縫いました。縫い目から空気が漏れないよう、レインコートの補修テープを使って「目張り」してあります。綿ジャージのインナーと併用することで、ふんわりした感触はそのままに息苦しさを高めようという作戦です。

裏面です。

作戦は大成功。外側からマスク>ビニールインナー>綿ジャージインナー>当てガーゼと重ねることで、吐いた息がふっくらこもる綿ジャージの感触はそのままで、絶望的に息苦しくなりました。息を吐くことはできても、吸おうとするとマスク全体が鼻と口に吸い付き、安静にしてないと窒息しそう。使う場面を選ぶインナーです(^^;)。ことが済んだらすぐはぎ取らないと危険かも。

2. スポンジ

こちらは息苦しさを高めるというより、マスクを強く均等な力で顔に押し付けることを狙った選択です。以前綿入りふっくらマスクなるものを作りましたが、それが時空を超えて帰ってきたようなものです(笑)。綿だと洗濯できないのでスポンジにしました。

では、作る過程をさらっとご紹介。

材料となるスポンジ。

ふつうに売ってる手芸用・工作用のスポンジは厚さ3cm以上であることが多く、マスクには向きません。このために厚さ1cmのスポンジをインターネットで取り寄せました。クレジットカードでスポンジを買うとは(笑)。1辺約50cmのが4枚で1,500円+送料。入手先はこちら。食パンのようにふんわりと柔らかく、変な臭いもありません。良さそうな素材です。

切り出しますよ。スポンジは大量にあるので何個でも作れそう。
破線のところが合わさる形です。
とりあえずスポンジだけで現物合わせ。鼻に当たるところに縫い目がこないよう、左右は上端でつながる形に切り出しました。
布でくるんでふちを縫います。まずここを縫ってスポンジを入れてから、こっちを縫って封します。こっちのビラビラは切り落とさず、左右を縫合してから落とします。

で、出来上がり。

なんかヒワイな形に見えるのは気のせいです。

思ったよりきれいに仕上がりました。
裏はこんな感じです。

これ単体で見ると何だかわかんないですね(笑)。感触は、ブラに入れるパッドがうんと肉厚になった感じです。ふちがピンクなのはチャコペンの跡で、しばらくほっとくと揮発します。
マスクに入れてみた図。現物合わせで作っただけあってサイズはぴったりです。

装着してみたところ、これも作戦大成功。触感は見た目どおりです。ふんわりしていて、それでいてマスク全体が「みちっ」と顔に押し当てられます。息のこもり具合はガーゼや綿ジャージの比ではなく、着けて5分もすると体がほてって汗が出てきます。冬にこれを着けたら、暖房費が何%か節約できそうです。エコマスク。意外や息苦しさはさほどでもなく、これを着けてもウォーキングできそうです。当初不安だった「合成樹脂が肌に触れることによる違和感」はまったくありません。これは大成功。

拘束防水マスク1号にも入れてみました。

同じ形のマスクならどれにでも装着可能なのが嬉しいです。写真は拘束防水マスク1号(改)に、綿ジャージインナーと重ねて入れたところです。このマスク、今や屋内プレイ専用にしたので、縫い目は全部目張り済・ふちは全周すき間テープを巻いた超息苦しい仕様です。そこへもって専用インナーを入れたものだから、モコモコに息がこもるは空気が抜けないわで、それはそれは素晴しいマスクに仕上がりました。これは小学生の頃から夢見ていたマスクそのものです。この着用感だけで3本抜きいけます(笑)。

これを着けてマスクを上から触ると、なんというか、うんとソフトなボクシンググローブのようです。表面はツルツルしていて、中には弾力性のある何かがぱんぱんに詰まっている状態というか。

スポンジインナーは個人的には大ヒットでした。これ、いろいろ応用がききそうです。構想が途切れていたマスクフードに使うとか。モッコモコのおむつカバーなんていうのもいいですね。弾力のあるもので体をギューッと拘束される感触はたまりません。

というわけで、インナーマスクによってマスクの特性を変えることができる「モジュール化」という発想は、新たなブレークスルーになりました。今後も何か着想があれば、いろいろ展開していこうと思います。

2010.5.3

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