ピンクサテン プリーツマスク
平面マスクの完成形。

これまで立体マスクを2つ作りましたが、拘束感を求めるあまり見た目がマニアックになってしまいました。綿入りふっくらマスクなど、当初は夜道ぐらいなら外歩きもできるかなと考えて作ったのですが、耳ひもを頭の後ろに回すスタイルに改造したこともあってちょっと異様。外歩きは躊躇してしまいます(^^;

立体マスクその1、綿入りふっくらマスク その2、ネックウォーマー一体型マスク

そこで、見た目は一見普通?のマスクを別に作ることにしました。
立体型はそれなりに設計が難しいので、裁断も縫い合わせもお手軽な平面型にしました。

平面マスクの王様といえばプリーツマスク(?)。単純な構造でありながら、あごまでしっかり包む力は立体型にも劣りません。ただ市販の製品はほとんどが不織布で、防寒用にも似た厚手の感触を求めるマニアには頼りないのが欠点です。

というわけでこんな材料を用意しました。

すみません、またサテン地です。好きなんですこれ。
ハギレって安いんですね。90×60cmで140円。
服には使えない大きさですが、マスクの表地に使うだけならぜんぜん余裕。
裏地はおなじみの綿ジャージ。
いわばこんな組み合わせです。その触感を想像してみてください。

表はサテンナース。 裏は体育着。

では、まずは採寸から。

今回のいけにえ。中国製の怪しいプリーツマスク。(もらいもの)

ばらしてサイズを測ります。ついでに構造も確認。

プリーツをほどいた状態で幅16×高さ15.5cm。

ほとんど真四角ですね。両端は耳の大きさに合わせてすぼめてありますが、中央ではこの高さが有効に働くわけです。15.5cmといえば韓国マスクをも上回るサイズですね。
写真を見るとわかるように、この状態ではゴムが伸びきってます。

自作版はちょっと大きめの、18×20cmにしました。
サイズを決めたらいざ裁断。

サテン地を裁断。今回は四辺とも縁取りテープを付ける予定なので、折り返ししろは採らず、ふち縫い後トリミングするための数mmだけ、仕上がり寸法より大きめにしました。
裏地となる綿ジャージも同寸で切り出します。
プリーツを寄せるので薄手(2枚重ね)にしておきました。
表地と裏地をいったん縫い合わせるためのしつけ縫いを始めます。
まずは洗濯バサミで固定して、しつけ縫いがずれないようにします。
しつけ縫い完了。これから縁を縫うのでやや内側を留めています。
本縫い。四辺にミシンをかけます。
周辺部のアップです。縁がザギザギにほつれていますが、ここは縁取りテープで隠れるので気にしません。
本縫い完了。隅にしわが寄っていますが、実物ではそれほど気になりません。どうせプリーツマスクだし(笑)。

今回いちばん大変だったのはプリーツ折りです。

表裏で折り返し幅が違ったり、斜めになったり。
やってみると分りますが、こういう折り方は紙でも難しいです。
市販品よろしく、もうちょっと細かいピッチにしたかったのですが、これが限界でした。

折り目が決まったら、しつこくアイロンをかけます。

耳ひもをどうするか、今回も悩みました。
拘束感重視なら頭ベルト方式なのですが、外出用を意識すると耳ループ式が無難です。とはいえ普通のマスク用ゴムだと重い本体に負けてしまうのは明らか。
手芸店の店頭で腕組みしたあげく、ウーリーゴム(径1.2mm)にしました。本体がピンクなので同色をチョイス。

耳ひもを付けたところ。

こちらで発見した耳ひも力学の法則により、ループにはせず、四隅に固定です。
カット前には現物合わせで長さを確かめることがポイント。
ここで間違えるとやり直しがききません。
この時プリーツはまだ、アイロンで付けた折りぐせだけで形状を保ってます。

ここまで出来たら、左右の縁取りにかかります。耳ひもを先に縫い付けたのは、縫い目を縁取りテープで隠すためなんですね。四隅の処理をどういう順番でやるかは、いつも悩みます。

耳ひもを中に折り込むようにして縁取りテープを当て、しつけ縫いします。この時プリーツがほぐれないよう、より内側も一列、しつけ縫いしておきます。

んー、やっぱり耳ひもを同色にして正解だったなあ。

左右の本縫いが終わったところです。色がエロくていいですね。

細部のアップ。下端がほつれていますがこれからトリミングします。

続いて下辺の縁取りを開始。

しつけ縫いの際は洗濯バサミが大活躍。けっこう邪魔ですが。
上辺はノーズワイヤーを入れるので最後にします。
ちなみにプリーツは表面から見て垂れ下がる向きを下にします。
なぜかというと、このほうが装着した時、鼻の突起に合うからなんですね。

ノーズワイヤーにはこちらの最後でご紹介したクラフトワイヤーを使いました。径2mmのアルミ針金にPVCがコーティングしてあります。一応手で曲げられるもののわりと硬め。これをニッパーで切った後、両端をやすりがけして丸めておきます。洗濯機で踊った時にワイヤーがマスクを突き破らないようにするための処置です。

これを中に折り込んで、縁取りテープを縫い付けます。

ちなみに余談ですが、ノーズワイヤーの硬さは耳ひもの強さに合わせて選ぶのがポイントです。市販マスクのようにテンションが弱いなら柔らかいワイヤーでよいですが、ギュウギュウ締めつけるマニアックなマスクの場合、それなりに硬い(太い)ものにしないとワイヤーが負けてしまします。マスクの構造と拘束力によっては、ペンチでないと曲げられないぐらい強固なものが必要になります。

というわけで完成しました。

表面の全体像。市販プリーツより縦横とも、ひと回り大きいです。厚さもガーゼマスクより厚め。
細部のアップ。末端処理はまだまだですね。
裏面。ゴムの頭が隅から覗いているのは見なかったことにしてください。
裏面のアップ。

で、開くとこんな感じ。

思ったよりよく出来ました。
これなら外歩きもOKかな。
さっそく試着してみます。

おぉ、プリーツがすんごい開く!目頭から喉元まで届く!
綿ジャージの感触もたまらん!!
薄手だけど表地の通気性がないので、適度に息がこもって暖かい!
耳ひもの材質もベストチョイス!
左右いっぱいに入れた、硬めのノーズワイヤーも大正解!

鏡を見てみると(写真が見せられなくてすみません)市販マスクと違和感なし!
プリーツマスクそのもの。

大きさもぴったりだったのか、四隅どこにもすき間がありません。
平面マスクでもこれだけのフィット感が得られるんですね。
作ってみて大正解。今までで一番満足です。
これはぜひ、色違いとかでスペアを作って普段使いのマスクにします。
比較的簡単なので、みなさんにもおすすめです。

2009.1.18

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