立体ガーゼマスク風 綿入りふっくらマスク
初めて立体型に挑戦。綿入りでふっくらほこほこ。外出用を目指す?

最近の市販マスクは不織布・ガーゼタイプ問わず、立体型が主流のようです。
顔の凸部を圧迫せず、かつまんべんなく密着するようにと、マスクも日々進化しているようです。

これまで平面マスクを3つほど作りましたが、平面ではやはり密着性に限界を感じたので、今回は立体型に挑戦です。
(前3作はほとんど同時に作ったので、途中で改良する余地はあまりなかったのですが(笑))

立体型とひと言でいっても、アプローチはいろいろあるようです。
複雑な3次曲面である顔になるべく近似した形を平面からいかに採るか、そこには地球を地図に展開するような苦労がしのばれます。

不織布タイプのおなじみ「超立体マスク」(ユニチャーム)。
左右対称の形を鼻筋で貼り合わせた構造です。
ガーゼタイプの「快適革命」(大三)。
全体が1枚の平面で、鼻のところをすぼめて接合し立体にしています。

今回はとりあえず、「快適革命」をベースにしました。
この製品、ガーゼタイプの立体型としてはよく出来てます。
ただ、マニアとしてはもっと大きいサイズが欲しいのも事実。

そこでこんなアプローチにしました。
(写真がなくてすみません…)

1. マスクをばらす

ノーズの接合部分を切断して平面に展開します。

2. 型紙取り

展開したマスクを紙の上に置き、ふた回りほど大きい輪郭を描きます。
出来たらはさみで切り取ります。
余白は大きめにしておくと後が楽です。
ベースにした「快適革命」では鼻部分のみ接合されていましたが、MFFの創作マスクをヒントにさせていただき、あごの部分も同じ構造で接合するようにしました。
ここで注意すべきはなにも印刷されていない紙を使うこと。新聞のチラシなどを使うと、顔に当てた時に呼気でインクが溶け出して顔に付きます(一度やりました)。最近の印刷物は地球に優しくするためか、水性インクをお使いのようなので…

出来上がった型紙(クリックで拡大)。上下両端がV字型に切れ込んでいるところが接合予定部。顔の形は千差万別なので、これを使ってもフィットするかは保証しません(笑)。

3. 組立

型紙の「鼻」「あご」部分をそれぞれホッチキスで接合し、
元のマスクのような立体を再現します。

4. 現物合わせ

組み立てた「紙マスク」を顔に当て、形が顔に合っているか確かめます。
位置決めのポイントは鼻の頂点〜あごの頂点までの寸法がきちんと合っているかです。
ここが狂っているとあとから修正がききません。
ここの寸法がOKなら、鏡を見ながら実際の切り取り線を描いてゆきます。
鼻・あごの2つの頂点から周辺部へ延びるスロープは、どこかで顔から離れます。
その境界を切り取るようにすると、フィット感が増します。

出来たら、輪ゴムなどで仮の耳ひもを付け、形状を再確認します。

だいたいこんな手順です。
何度か試行錯誤しましたが1時間ほどで出来ました。

形が決まったら、いざ実物の制作に。

いきなり出来上がり写真ですみません。
表面は前回と同じく裏ゴム引きレインコート地。裏面は同じく綿ジャージ4枚重ねです。
狙いは、通気性ゼロの表地と厚い綿ジャージが織りなす、息がこもる「ふっくら」感です。
仕上がり寸法はだいたい18cm×15cmぐらい。超立体の「大きめ」か若干大きいです。
ほんとはもっと大きく作るつもりだったのですが、ふちをきれいにトリミングしたりしてるうちに、気がついたらノーマルサイズになってしまいました。

作り方は

  1. それぞれの素材を、型紙に当てて切り出す。
  2. 重ねて縫って耳ひもを付ける。
これだけです。
今回の目標としては、これを着けて通勤電車に乗るのは無理としても、夜道を歩くぐらいはしたいなと思ってます。なので形は(一見)普通に、仕上がりも(出来る範囲で)綺麗に、というところを心がけてます。

なお写真では耳ひもが付いておらずフックのみですが、外出時は普通のループ耳ひも、家で楽しむ時は頭の後ろに回す強力なゴムに交換するためです。

このマスクの最大のポイントは、綿入り!
縫い合わせを始めてから「これ綿入れたら面白いんじゃね?」と思い立ち、裏地の綿ジャージ(4枚合わせ)の間に綿を押し込んでみました。
マスクと顔のすき間が塞がるとともに「ふっくら」感が格段に増しました。
(このままでは洗濯すると綿が寄りそうなので、次期バージョンでは、顔の凸凹を意識した位置に縫い目を入れるキルティング加工をしようと思います)
表面がレインコート布地で綿入りなので、まるでスキーウェアやアノラックのようです…
フェチにはたまりません。

制作過程。耳ひものフックは縫い目が表から見えないよう、表地を縫い合わせる前に取付けます。
苦労したポイントはノーズワイヤーの封入。鼻の部分はタックが入って角度が急峻なのと、封入後に綿テープ(ふちどり)を縫い付ける関係で、縫いしろがとても狭かったため。
大変な様子がおわかりいただけますでしょうか?(^^;)

というわけで出来上がったマスクを夜道で試着して(笑)みたところ、いくつか欠点も。

  1. 綿を欲張りすぎた。
  2. 耳ひも取付け部の間隔(上と下)が狭すぎる。
結果的にあごのフィット性がいまいちということがわかりました。
1.については今さら縫い目をほどくのも気が引けたので、アイロンをかけて綿をつぶすことにしました。
また2.についてはこんな改造をしました。

浮きがちだったあご部分にひもを追加。ここを引っ張り、首の後ろで結びます。目立たないよう黒いひもをチョイス。取り付けが若干雑ですが、夜道を歩く時はマフラーをする前提なので、ここは見えなくなるはず。
強力なフィット性を求めた結果、耳ループひもでは力不足(というか痛い)ことがわかったので、頭の後ろに回すひもにしました。一応元に戻せるよう、ひもはこんな風にリングをかましてあります。また、ひもは結ぶのではなく、マジックテープにしました。

というわけで、着用感を求めた結果、見た目がマニアックになりすぎたので、これで外歩きはちょっとなあ、という感じになってしまいました。形そのものはこれで大正解だったので、気が向いたら改良型を作るつもりです。今回作ったやつはドライブの時などに着けてます。

2009.1.11

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