ウォーキング用 拘束防水マスク3
防寒仕様

今夏にウォーキングを始めて半年になろうとしています。
趣味(マスクフェチ・レインコートフェチ)と実益(体力維持)を目的として、晴れても降ってもレインスーツに身を包んで夜な夜な歩いているのは変態ウォーキング日記でご紹介している通りです。

この時着けているマスクは、前回作った拘束防水マスク2

写真1 拘束防水マスク2
着用感はわれながら惚れ惚れとする出来なのですが、こんな点が気になってきました。

  • 半年でだいぶくたびれてきた。
  • ハーネスを多用したため、装着がめんどくさい
  • 拘束防水マスク1の経験から、息苦しさを加減すべく上辺のパッドを省略したところ、
    寒い時季にはふちから漏れる呼気でメガネが曇る
  • 色をレインスーツと合わせて白っぽいシルバーにしたら
    まるで鳥インフルエンザの防護服みたいな怪しいルックスになってしまった。(写真2)

写真2 拘束防水マスク2 + レインスーツ

そこで、これらを解決すべく、改良型の制作に取りかかりました。
自分用のマスクを作るのはほぼ半年ぶりというていたらく(笑)。

コンセプトはこんなところです。

  • 上辺から呼気が漏れないようにパッドを付ける。
  • 呼気は側面から逃がす。
  • 色は黒とする。防寒用フェイスマスクのようなルックスにして
    冬のウォーキングの際の見た目の違和感を減らす。
  • 拘束防水マスク1(写真3)の形状に回帰し、首に巻く部分を一体化する。
    ハーネスの本数を減らすため。

写真3 拘束防水マスク1。表面に四角く浮き出ているのは当てガーゼ。それぐらいぴったりとフィットしてます。

表地は黒い防水生地をということで、手持ちの材料の中から「ナイロンワッシャー」をチョイス。素材感は紳士用の黒い傘そのもので、シャカシャカするいかにもナイロンという感じです。織り目があるので完全防水ではなさそうですが、撥水効果は高く、また通気性がほとんどありません。口に押し当てて強く息を吐いても通らないぐらい。まさに拘束マゾフェチ向けの素材です(笑)。

裏地はいつもの「ゴム引き布」です。汗を吸わない素材にする必要があるので。

形は、構想段階では写真4のような、いかにもフェイスマスクという形を考えていました。しかし平面である布から、後頭部もぴったりフィットするような立体形状を創るのは難しそうですし、予想外の寒波襲来で一日も早く新型マスクが欲しくなったので、拘束防水マスク1を踏襲。現物から形取りしました。
写真4 最初の構想

形について改良したのはこういう点です。

  • 上辺が直線状だったのを、目の下を窪ませるようにした。
    (目への圧迫感を軽減)
  • 首に巻く部分は、前端を下へ広げ、鎖骨にまで達するようにした。
    (拘束感の向上)

さて、今回最大の目玉は、スポンジワイヤーの導入です。

写真5 スポンジワイヤー。右は大きさ比較用の単3電池です。

マスクの上辺にパッドを入れる場合、今までは綿を丸め、ふちどりテープの中へ封入していました。この工程は非常に手間がかかります。またワイヤーも入れる場合、同じ"ポケット"に入れると綿の中でワイヤーが踊ってしまうので、別のポケットを作る必要がありました。これも手間の一因でした。

そんなわけで「円柱状のスポンジはないかな」と手芸店やwebで探したところ、写真5のスポンジワイヤーなる材料を発見。素材はスポンジというより、桃やりんごを包むネットのような、半透明の発泡スチロールに近いです。直径は12mmで、中心にスチールのワイヤーが通ってます。これぞワイヤー入りパッドを作るのに最適じゃないですか。本来はショーウィンドウのディスプレイなどに使う業務用の材料らしいです。
ここのweb通販で買いました。各色あり。

ワイヤーは硬く、片手では曲げられないぐらいです。ふだんプリーツマスクに使っている手芸用のクラフトワイヤーだと、立体拘束マスクに使うには少し柔らかめ。マスクを強く縛るとせっかく曲げた所が徐々に伸びてしまいます。伸びると鼻の周囲から呼気が漏れ、メガネが曇ってしまいます。その点これなら最初の形を維持できそうですし、スポンジから簡単に抜けるので別のワイヤーと交換することも可能です。

では、いよいよ制作。

写真6 切り出した生地。裏地のゴム引き布、芯となるフェルト、そして表地の黒ナイロンワッシャーです。

今回は芯としてフェルトを入れました。最初は入れない予定でしたが、表地と裏地だけ合わせて縫ったところ、糸切れが頻発。ミシンの設定や使い方は問題なし。何度やっても上糸が切れてしまいます。同じ素材のプリーツマスク(写真7)を作った時はちゃんと縫えたのですが。

写真7 同じ素材のプリーツマスク。

試しに芯を入れてみたところ、ウソのようにミシンがスムーズに進みました。「厚くて縫えない」ということはよくありましたが「厚くしたら縫えた」というのは初めてです。表地・裏地ともペラペラに薄い素材なので針の上下に引っぱられてたんでしょうか?不思議です。生地にも相性があるんでしょうかね。

(2010.3.31追記)
やはり生地には相性があるようです。これは後日作ったエナメル表地のプリーツマスクですが、比較的薄手の素材にもかかわらず、表地と裏地を縫い合わせる時に糸切れが頻発しました。その上にバイアステープを重ねて縫った時は大丈夫だったので、単なる生地の厚さだけでなく、穿孔抵抗や柔らかさ(柔らかいほど良いわけでもなさそう)も影響するみたいです。

写真8 本体の縫い合わせ完了。首に巻く部分がこれまでより太くなってます。
写真9 断面のアップ。フェルト芯を入れたので厚いです。

黒いナイロンの中にふかふかのフェルトが入ったこの感触、何かに似てるなと思ったら、昔流行った女性用スキーウェア(スレンダーパンツ)そっくりでした。スレンダーパンツフェチの私には、期せずしてそれと同じ素材感のマスクが出来上がったので無上の喜びです(笑)。

で、ようやく完成。

写真10 拘束防水マスク3

おぉ、黒だと無駄に高級な感じがします(笑)。
ぱっと見、市販されてるグッズにも見えます。(あくまでもぱっと見ですが)
肝心の着用感はというと…

完璧です。

上下は目のふちギリギリ下から鎖骨まで、左右は耳のすぐ前まで、そして後ろは耳の下端より下をぐるっと巻いてます。素晴しい包まれ感。3層構造にしたことで厚手のしっかりした感じも着用感を存分に高めてくれます。マスクというより防寒具。呼気が首にも回りとても暖かく、室内で着けているとじんわり汗が出てきます。少し大きめにしたので当てガーゼも入れ放題。

ワイヤーは硬く、顔にすき間なくフィットする形になるまで、着けたり外したりしながらようやく整えました。着けたまま顔に押し当てて曲げようとすると顔が痛いので(笑)。いったん形が決まればパッドはビターッと張り付き、上辺からのエア漏れはゼロ。

写真11 着用写真

空気は側面、つまり耳の前のところから出入りします。これならメガネが曇りません。写真11のように側面を直線状にすれば息苦しくなり、写真12のようにたるませれば楽になります。メガネをかけると、ワイヤーの当たり具合で調節するより、ここのほうが調節しやすいです。

この「たるみ」はこれまでに作ったマスクではなかなか解消できなかったのですが、それを逆手にとって、ここからだけ息ができるようにした、というわけです。

呼気がここから出ると、シュコーシュコーという呼吸音が耳元で聞こえ、変態チックな気分を盛り上げてくれます。外でこんなマスクを着けて息苦しさに身を任せると、何かとてもイケナイことをしているように感じます。

写真12 呼吸はここから。

写真13 全体写真。平置きしたのでシワシワになっちゃいました。首ベルトにもフックが付いてますが、ハーネスは未装着。そのうち付けるつもり。
写真14 マスク部分のアップ。素材感はこれが近いです。
写真15 角度を変えて。
写真16 全体写真(裏面)。
写真17 マスク部分の裏面。ゴム張りです。
写真18 レインスーツと組み合わせた図。薄茶色でつぶした部分が。外気に直接晒されてるのはここだけです。ほぼトータルエンクロージャーですね。


2010.4.17 追記
ウォーキングで得られた結果をもとに改良しました。
レポートはこちらです。

2009.12.20
2010.3.31
2010.4.17

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