ウォーキング用 拘束防水マスク6
フルモデルチェンジ

2010年11月に作ったウォーキング用 拘束防水マスク5、半年経った今も、満足して使っています。スポンジ内蔵のインナーマスクをやや硬めのシェルで四方八方から顔に押しつける構造は、防水通気性という相反する機能を両立させることに成功し、雨でも口元がジュクジュクに濡れることなく快適な着用感を味わえます。これまで250kmを踏破しました。

ウォーキング用 拘束防水マスク5 スポンジ内蔵インナーマスク

このマスクで唯一悩ましいのは「頭頂ハーネス」です。

右図に追加ハーネスとあるのがそれです。スポンジインナーのせいで前や下へ膨らみがちなマスクを引っ張り上げるのに欠かせない存在ですが、髪型が真ん中分けの芥川龍之介みたいになってしまうし、いかにも拘束具っぽいので、レインスーツのフードや帽子を被って隠してます。

でも、天気のいい日にフードを被るのもかえって目立つし、帽子だと汗が染みてしまう。

そんなわけで、最近は天気のいい日は花粉マスク プロトタイプ5 (以下「花粉5号」)を着けてウォーキングすることが多くなりました。
どうでもいいけど「花粉5号」って北朝鮮っぽいネーミングだなw

「花粉マスク」シリーズは短期間に数次の改良を行なったので、フェチの視点からも結構いい感じの着用感になってきました。心地良さという点では、現行のウォーキングマスクは完全に旧世代です。

そこで次期モデルはいっそ、花粉マスクをベースに布地で作ってみようかな? と思うに至りました。ちゃんと息ができるマスクもいいもんだなあと(笑)。

花粉マスク プロトタイプ5

前置きが長くなりましたが、こんなのを作りました。
いきなり完成写真です。

写真1 布地なので晴天用、雨の日は拘束防水マスク5を使う想定です。

色はご覧のようなアクアグリーンにしました。晴れた夜に(フードなしの)カッパ+マスクという恰好で歩いても、出会った人をなるべく驚かせないための配慮です(^^;)。白くて大きなマスクだとちょっと物騒かなと思ったもので。

写真2 横から見たところ。首ハーネス付きです。このほうが密着感がうんとアップします。破線は「花粉5号」のシルエット。

形は「花粉5号」をベースに、丈を延ばして首ハーネスを付けました。花粉マスクの正式発売版は、首ハーネスあり・なしの2タイプにしようと考えています。今回はその試作も兼ねています。

試着した感じはなかなか良いです。表面にほとんどシワが見えないことから分るように、顔にきれいにフィットしてます。鼻が少し尖った形状は、鼻を鼻の形に包んでくれる効果を求めた結果です。これ、鼻の穴がやさしく塞がれる感じがして、マゾな私は大好きです(^^)

後へ伸びる部分のデザインはもう少し煮詰めたほうがいいですね。
実用的にはこれでオッケーです。

ではここで、制作の様子をちょっとご紹介。

写真3 型紙は電子ピアノのカタログ。アクアグリーンの生地に載せたら初音ミクっぽい配色(笑)。
写真4 初の5層構造です。見えない内側にもサテンを使ったのは、花粉マスクより息苦しくするためのチューニングです。
写真5 さすがに5層構造はずっしりとした重量感があります。この状態で量ってみたら34g。普通のメガネより重いです。
写真6 表と裏が同時に見えるように撮ってみました。裏地のサテンもエッチですね(笑)。
写真7 有彩色でふちどりも同じ色にしたら、まるで市販品のような品質感になりました。いい意味でものすごく無難。縫い糸は白ですが、あまり違和感ないですね。

さて、ウォーキング用マスクとしての実力はどうかな?
6月の晴れた夜、4キロほど歩いてみることに。

あはははは、家を出て3分で、欠点を露呈しましたよ(笑)。

息を吐くと、マスクがぶわっと顔から浮き上がります。「花粉5号」と同じく耳ゴムは緩めにしたのが裏目に出たようです。ゴムの強さが同じで、通気性が低ければ、そりゃ浮きますがな(´・ω・`)

もうひとつ、こんなことが分りました。

写真8 上から見た模式図です。

大きな(幅の広い)マスクの場合、浮き上がろうとする動きは、側面に対しては摩擦となり抑えられます。しかし「花粉5号」のように顔の正面だけを覆うマスクだと、かんたんに浮き上がってしまいます。

ウォーキングの時は安静時より呼吸が荒くなりますから、息苦しくするならもっと強いハーネス・幅広のサイズで、ガッチリ押さえなきゃダメですね。これまでに作ったウォーキング用マスクは拘束感を追い求めた結果、偶然にもこの要件を満たしていたわけです。

というわけで作り直しです。長い前フリですみません(_o_)。


ここ最近、「花粉マスクプロジェクト」などでナチュラル素材のマスクを作ることが多かったので、久しぶりに派手なやつを作りたくなりました。赤とか黒とか(笑)。

そんな折、だいぶ前に買って忘れていたシルバーのソフトエナメル生地を在庫の中から発見(^^;)
おー、こんなの買ってあったんだ。これで作ろっと♪

なぜシルバーにしたかというと、日焼け防止用マスクと勘違いしてもらえるようにです(笑)。

写真9 ふちどりは何色がいいかな?

この生地、メタリックというよりはクロームシルバーとでもいうべき光沢を放つ独特の風合いです。まるで新品のステンレスみたいで、ハサミを入れる時、刃こぼれするんじゃないかと思ってしまったぐらい(笑)。実際は「異次元マスク」で使ったのと同じ素材で、すごくしなやかです。

写真10 ギラッギラのメタリック。エロコスチュームにはもってこいの素材です。

ふちどりはグリーンにしてみました。写真9の中では白やグレーが無難そうに見えますが、シルバー×白は今までたくさん作ったので、今回は有彩色で攻めてやろうと考えました。

シルバー×白マスクの系譜

今回は、いかにもマスクというルックスから離れることを意識しました。逆転の発想というか。マスクってやっぱり、防疫用・防護用、はたまた変質者(笑)のようなイメージがつきまとい、夜道で会ったらあまりいい印象はないのではと。それなら何だか分らないけど特殊なスポーツギアっぽいほうがまだましかなと思いました。グリーンのふちどりはその一環です(^^ゞ

写真11 スポーツギアというより、最新の防災頭巾みたい(笑)
写真12 裏地はまたしてもサテン、芯には綿ジャージ×2枚。異次元マスクと同じ構造です。超ふかふか。
写真13 表裏同時に見えるように撮ってみました。メタリックシルバーの光沢がひときわ目立ちます。
写真14 インナーも新しく作りましたよ。鼻の「かぎ形」がマスク本体よりきつい角度になってますね。体育着の生地で鼻の穴をみっちり包んで塞がれる感じを想像してみてください。マゾにはたまりません(*´д`*)ハァハァ

というわけで完成です。
試着してみますよ。

写真15 ウォーキング用 拘束防水マスク6

派手ですね(笑)。ここまで派手なら、まさか着用派マスクフェチが射精するためのマスクには見えないでしょう。そういう意味では作戦成功です(笑)

着用感は過去最高です。ふっかふかのインナーが顔全体を覆って、その外側はエナメル。超息苦しくていいです。鼻の穴が厚手のインナーできちんと塞がれています。口元にシワが寄ってるのが分りますね。ここ、口にマスクが押しつけられているんです。この状態で口を開いていると、いい具合に涎まみれになります(爆)

あ、ウォーキング用には息苦しすぎるので、ひととおり窒息感を堪能したら、針で穴を開けます(笑)。

写真16 アオリで撮ってみました。喉までしっかり覆っています。

ちなみに後頭部はこうなっています。

写真17 耳ゴムを後頭部まで延ばして安全ピンで留め、首ハーネスを絡ませます。実際には目立たないよう、焦げ茶色のゴム紐を使いました。

「異次元マスク」より少しは脱着しやすくなりました。
実は今回のマスク、「異次元マスク」の次期モデルの試作も兼ねています。

異次元マスク (通常品) 異次元マスク HYPER
(現在 特注扱い)

首ベルト付きの「HYPER」は通常品よりどうしても高くなってしまうんですね。首ベルトを別部品で作り、それをマスク本体に立体的に縫い付けるのに手間がかかるためです。そこで次期モデルでは「一枚もの」にして、通常品となるべく変わらないコストで首まで包む着用感を得られるようにしたいと考えています。

話がそれましたが、いざウォーキングへ!

針穴をどれぐらい開ければちゃんと呼吸できるのかよくわからなかったので、とりあえず縫い針でぷすぷすと20個ほど開けてみました。家で試着した限り、これで大丈夫そうだったので。

ところが歩き始めたらぜんぜん息苦しい(笑)。「異次元マスク HYPER」と変わらん(^^;)。2キロの道のりを決死の覚悟で帰ってきました。歩いてる時の酸素消費量って馬鹿になりませんね。健康のためにウォーキングする人がいると聞いたことがありますが、その効果がよく解りました(笑)。

穴を40個に増やしても状況は変わりませんでした。縫い針で開けた程度の穴では通気性にまったく寄与しないんですね。徐々に塞がってしまうようです。結局、千枚通しでずぶずぶに開けてなんとか酸素を確保することができました。

写真18 千枚通しで開けた後。ボコボコでジェイソンマスクみたいです。

フェチ的な見た目はいまいちですが、はたから見るぶんには「ちゃんと呼吸できるんですよ、心配ないですよ」アピールもできて好都合かも(笑)。

通気性のない素材に穴を開けてチューニングするという手法自体は結構いいみたいです。任意の息苦しさが得られますし、側面から呼吸するのと違ってフィット感も損ねません。大雨だと穴からしみ込むかもしれませんが、そこは未体験ゾーン(笑)。

写真19 ベンチレーション機構の変遷

このようにベンチレーション機構の変遷をたどってみると、退化しているようにも見えますが、メカニズムがシンプルになるのは進化の証拠ですよ(^^;)。

ところで今回、いつもよりぶ厚いインナーを作ってみました。

いつもは綿ジャージの4枚重ねです。これを6枚にしてみました。
ちゃんと縫えるのか、着用感や息苦しさはどう変わるのか。

写真20 6枚重ね、超厚いです。なんか「立方体」って感じですね。
写真21 4枚重ねは31g。
写真22 6枚重ねだと43g。冒頭でご紹介したアクアグリーンのマスク本体より重いです(笑)

とりあえずちゃんと縫えました。スチームアイロンでベタベタに潰して(笑)。
仕上がりも4枚重ねとそう変わりません。

肝心の着用感はよく分りませんでした(笑)。たしかに厚くてふっくらした感じがしますが、4枚重ねと劇的に違うとも思えない(^^;)。極寒期なら印象が変わるのかもしれませんが。

材料コストも1.5倍になってしまうので、とりあえず現状の4枚重ねでいいかなと思いました。これ作るのに1,000円近く掛かるんですよ(笑)。今、綿花は高騰してますからね…。
…と思いきや、1時間ぐらい着けていると、4枚重ねとは格段に違う「ふっくら感」と息苦しさが得られることが判明。プレイ用にいいかも(*´д`*)

マスクの長期的評価は今後も続けます。


追記
レインスーツのフードを被ると、穴を開けてもやっぱり息苦しかったので、相変わらず前作(5号)を愛用してます(^^;)

あははは、やっぱり派手だし(笑)

2011.6.26

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