マスクよもやま話
思いつくまま気の向くままままよとますくのはなし

2010.1.19 冬来たりなば

花粉症の方々には悩ましい季節がもうすぐですね。
マスク市場にも、花粉を意識した新商品がちらほら出てきた今日この頃です。

そんなわけで、ほぼ2年ぶりに市販マスクを買ってみました。
今回サンプリングしたのは、これ。

クリーンラインコーワ 三次元マスク」です。
5枚1パックで417円(税込)でした。

ユニチャームの「超立体マスク」に対抗するネーミングっぽいですね。パッケージ写真では普通のプリーツマスクに見えますが、「新型立体構造」「顔の形にぴったりフィット」などとうたわれています。形状的に何か画期的な工夫がなされてるんでしょうか。

この製品、CMや新聞広告をさかんにやっています。上記のサイトでは着け方のムービーまで公開する念の入りよう。ちょっと期待。

さっそく開けてみます。

表面です。触った感じ、材質はよくある使い捨てプリーツマスクのそれです。耳ひもは単なるゴムではなく、タオルケットのように柔らかい感触の素材になっています。ノーズワイヤーは市販マスクにしては長め。
裏面です。寸法は17.5×8.7cm。
ふたたび表面。プリーツは4つで、上下対称(中央が最も高い)です。

うーん…何が違うんだろう…。

気を取り直して装着してみます。

着けました。顔が写ってなくてごめんなさい。

着用感は(一般的な意味では)悪くないです。非常にライト。これならマスク嫌いの人でも受け入れられるかな、という感じ。大きさも成人男性にちょうどいいです。プリーツのピッチは1cmぐらいなので、カップはあまり深くないです。

で、肝心の「すき間を防ぐ」効果はといえば…

ぜんぜんダメじゃん。orz

…ええ、着け方はパッケージ裏も全文字読んだし、ムービーも最後まで見てから着けましたよ。
着用派マスクフェチたる私ですから、位置をいろいろ吟味したし、着けた後、鏡でも確認したのはもちろんです。

でもね、はげしく宣伝してる割に、そのシーリング性能は中国製の怪しい一次性使用口罩と一緒ですよ。超立体を超える存在ではないです。あれも好き嫌いありますし、他の製品より落ちるとは思いませんが、はっきり言って期待外れ。

もちろんマニアとしての視点ではなく、一般的に見ての印象ですが…。

思うに、「使い捨て」を前提とする以上、これ以上の「革命」は無理なんじゃないでしょうか。
花粉対策用ならマメに取り替えないといけないのはもちろんですけど、これでは費用対効果の点で完全に失格ですね。毎日2枚消費して2ヶ月使うと1万円ですよ。紙おむつのように医療費補助が出るわけでもないのに。私はエコとかあまり興味ないほうですが、そろそろ各メーカーとも「洗って繰り返し使える」材質にシフトして根本から構造を見直さないと、いつまで経っても春は遠いような気がします。

フィルターの性能向上には各社懸命なようで、99.9%だの99.99%だのと、純水のような競争を繰り広げてますが、それとて効果を発揮するのは呼吸のすべてがフィルターを通ることが前提ですからね。

なんか後味悪いですが、今回はこのへんで。


改造してみました。詳細はこちら

Prev Next
HOME > マスクよもやま話 > 冬来たりなば
inserted by FC2 system